落し物('05.4.18)
毎日のチャリ通のルートからすぐ近くのところに、アテネオリンピックのアーチェリーで有名になった先生のいる私立高校があります。

今日いつものようにその近くを走っていると、何かが落ちていました。
一瞬通り過ぎましたが思い直して急ブレーキをかけ戻ってみるとパス入れ?財布?なにかそんなような物です。
拾い上げてよく見るとその高校の生徒手帳でした。パラパラめくってみると学生証は入っていませんでしたが、最後のページに持ち主の学年、クラス、名前etc.が書いてあります。まだ入学したての1年生のものでした。きっと、困ってるだろうな〜。

とはいえ、学校まで行って職員室を探し事情を説明して、、、をやっていると、こちらが遅刻してしまいます。う〜ん、どうしよう。厄介なものを拾ってしまった(^^;
とりあえず、いつものルートを外れて学校の方に向うと、ちょうど歩いている一人の男子高校生発見(^^)vラッキー

追いつきざま、「すみません、○成高校の生徒さんですか?」と声を掛けると
「そうですけど。。。」ナンダコノオッサン?と明らかに、不審人物を見る目つきでとりあえず立ち止まる。その子も制服の感じから、まだ入学したての1年生かも。

「これあっちで拾ったんだけど、生徒手帳でしょ。持っていって渡してくれない?」
「。。。」ボクドウスレバイイノ?
「分からなかったら、職員室に行って先生に渡せば何とかしてくれるよ」
こっちも厄介ものを押し付けたくて必死(^^;

ちょっと考えて事情を飲み込めたらしい彼の言った言葉が、
「ありがとうございます」

おじさん感激!
普通言えます? 「わかりました」じゃなくて「ありがとうございました」ですよ。
彼だって面倒押し付けられて、やだなぁと思っても不思議ではないのに、学校を代表してる自信にあふれた顔できちんと感謝の言葉を言えるとは。なかなかどうしてできることではありません。いい生徒さんじゃないですか。

近頃の高校生をちょっと見直した出来事でした。


温まるTOP