昭和30年代〜40年代？にはソノシートが活躍していました。ちょうどレコードプレーヤーやステレオが普及しはじめたころです。
当時、レコードは高級で大人が聞くもの、扱いが簡単で子供でも聞けるのでソノシートは子供のもの、みたいな棲み分けがあったように記憶しています。
もっとも、ソノシートの中にもなかなかしっかりした大人向けのものもあって、主に企業の広告宣伝用に非売品で配られていました。
上にあるのはカルピスの「東京オリンピックハイライト」５枚組み。下は、左からコカコーラの「TheRealLife」赤い鳥。不二家の「オバＱ音頭」石川進。さくらカラーの「蒸気機関車」。と、なかなかあなどれない内容です(^^;
子供用のものは主に雑誌の付録で、よく小学○年生とかについてきました。ちょっと勉強的なものから言葉遊び、歌、物語まで内容はさまざまでしたが、厚紙を折ったり貼ったりして作る付録とともにうれしいおまけでした。
その後、カセットテープになり、ビデオになり、ＣＤ、ＤＶＤになり、今ではＵＲＬでネットに繋いで遊ぶものまで、おまけも随分様変わりしましたね。
商品として売られていたものもあります。左の写真の上３つは童謡シリーズ。400円くらいで何枚も入っています。下は「ロンパールームのうた」280円。うつみみどりよりもっと前のものでしょうか。残っているものはこの４種類だけですから、商品としての寿命はあまり長くなかったのかも。
音だけの世界であれだけ楽しめたんですから、今は贅沢な時代になったもんです。
